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銀杏を食べ過ぎると危険なの?何個までなら大丈夫?

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秋の味覚と言えば、何を思い浮かべますか?

キノコや栗、さつまいもなど秋はおいしいものがたくさんありますよね。

 

そんな中、ここでは「銀杏」に注目してみたいと思います。

銀杏は、秋になると黄色く色づくイチョウの木になる実です。

 

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独特の強烈なニオイから、子供の頃には銀杏が食べられるとは思っていませんでした。

銀杏は茶碗蒸しなどに入っていますが、ホクホクとしていて美味しいです。

 

若干苦味があるので、大人の味といったところでしょうか。

そんな銀杏が大好き!だという人も多いと思うのですが、銀杏を食べ過ぎると危険なことになりかねないということは、ご存じでしょうか。

 

ここでは、銀杏を食べ過ぎるとどんな危険なことになるのか、銀杏は1日何個くらいなら食べても良いのか、などについてご紹介していきたいと思います。

 

銀杏に含まれる栄養素や効能は?

銀杏の危険性をお話しする前に、銀杏に含まれる栄養素やそれによる効能についてお話ししたいと思います。

銀杏は、とても栄養価の高い食べ物です。

 

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活動エネルギーとなる炭水化物を筆頭に、体内でビタミンAとなるカロチン、抗酸化作用の強いビタミンC、そしてカリウムやマグネシウムも含んでいます。

咳をしずめたり、痰を出しやすくするなどの効能があるそうです。

 

銀杏に咳や痰を抑える効果があるなんて驚きです。

実際、漢方の咳止め薬である「定喘湯(ていぜんとう)」は、銀杏を用いて作っているのです。

 

銀杏の栄養や効能を見る限りだと、
「身体に良さそう」

「ちょっと咳が出るときの薬代わりになるのでは?」
などと思うかもしれませんね。

 

しかし、冒頭でもお話ししたように銀杏の食べ過ぎは危険なことにもなりかねないのです。

具体的に、どのようなことが起こるのでしょうか。

 

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銀杏の食べ過ぎは中毒症状を引き起こす

結論から言いますと、銀杏の食べ過ぎは中毒症状を引き起こす危険性があります。

実は銀杏には多くの栄養が含まれている他に、「メチルピリドキシン」というあまり聞き慣れない成分が含まれています。

 

栄養学などに携わっている人なら知っているかもしれませんが、一般の人はメチルピリドキシンなんて言葉を聞くことすら初めてだと思います。

 

銀杏を食べ過ぎると危険だと言われるのは、このメチルピリドキシンという成分によって、ビタミンB6の働きが阻害されてしまうからなのです。

 

ビタミンB6は、主に神経に関わる働きをしています。

神経伝達物質が正常に分泌されるのも、ビタミンB6の働きによるものなんですよ。

 

銀杏の食べ過ぎによる中毒症状が起こった場合、12時間以内に腹痛に襲われます。

食中毒と同じようなものをイメージしてみてください。

 

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腹痛や嘔吐などの症状があっても、たいていは1日以内に回復することがほとんどです。

大人は銀杏の食べ過ぎによる中毒症状を引き起こすことは滅多にありませんが、子どもの場合は注意が必要です。

 

なぜなら、銀杏による中毒症状の70%以上は10歳未満の子どもだからです。

子どもは大人と比べて体が小さい分、メチルピリドキシンの作用が強く出すぎてしまうのでしょう。

 

過去には子どもの死亡例もありますから、未就学の子どもには銀杏は食べさせないほうがいいかもしれません。

 

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銀杏による中毒症状とは?

先ほど、銀杏の食べ過ぎによる中毒症状は、食中毒と似ているという話をしました。

多くは腹痛や嘔吐から始まるのですが、他にも症状はあります。

 

・頭痛
・下痢
・頻脈
・消化不良
・ふらつき
・けいれん
・呼吸困難
・意識障害

こうして並べてみるだけでも、かなり恐ろしい症状ばかりですよね。

 

「銀杏の食べ過ぎでどうにかなるなんてこと、あるわけないでしょ」と思うかもしれませんが、銀杏による中毒で死んでしまった子もいるのです。

 

きちんと知識をもっていないと、危険な食べ物なんですね。

銀杏による中毒症状でふらつきやけいれんなどが起こるのは、ビタミンB6の働きが阻害されてしまうためです。

 

ビタミンB6は「神経」に作用する働きがありますから、欠乏すると神経伝達物質やGABA(ギャバ)などの物質の分泌が少なくなってしまいます。

 

これは、すなわち脳の働きを阻害するということでもあります。

脳に酸素や栄養がいかなくなれば、当然頭痛なども起こりますし、意識障害も起こるというわけです。

 

銀杏による中毒症状が出たときの対処法は?

ではもし、銀杏を食べていて上記のような中毒症状が出たとしたら、どのように対処すれば良いのでしょうか。

 

子どもの場合は、体の大きさや体質などによっては、たった1個の銀杏を食べただけでも中毒症状を引き起こすこともあります。

 

もしも銀杏を食べていた子どもに、顔面蒼白、呼吸困難、けいれんなどの症状が現れたときには、迷わず救急車を呼んでください。

 

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けいれんというと、体が小刻みに震えるようなものをイメージしますが、体が硬直して喋れなくなることもあります。

 

今まで喋っていたのに急に黙ってしまったときは、注意してください。

救急車が到着するまでにできることは、正直いってあまりありません。

 

体を楽にし、嘔吐する可能性もあるので顔を横に向け、気道の確保をしてください。

幼児の誤飲(タバコ、薬、洗剤など)の場合、誤飲したものによっては吐かせる、水を飲ませる、牛乳を飲ませるなどの対処法がありますよね。

 

しかし、銀杏の中毒の場合はどれも行ってはいけません。

無理に吐かせるという行為は、けいれんを引き起こす可能性があるからです。

 

救急隊員の人に状況をきちんと伝えられるよう、

 

・銀杏を食べた時間
・銀杏をどのくらい食べたか
・どんな症状があるか

最低でもこの3つはまとめておいてください。

 

慌ててパニックになってしまい、事実を正しく伝えられなかったために残念な結果になるということもあり得なくはありません。

 

きちんと伝えるべきことは伝えてください。

うまく話せなそうなときは、紙に書いておくのもいいでしょう。

 

銀杏中毒は、病院でも無理に吐かせたり胃洗浄をすることはありません。

病院で適切な処置を行えば、通常は24時間以内に症状は回復していきます。

 

ただ、子どもの場合は特に様子を見るために1日は入院になることも多いようです。

 

銀杏は1日何個までなら食べてもいいの?

ここまで銀杏の食べ過ぎによる中毒症状についてお話ししてきましたが、具体的に「どのくらい食べたら」中毒症状の危険があるのでしょうか。

 

まずは大人の場合です。

大人の場合は、1日に40個~50個くらい食べると危険だと言われています。

 

いくら銀杏が大好き!という人であっても、1日に50個も食べることなどありませんよね。

枝豆やピーナッツなどなら、つい食べ過ぎてしまったということもありそうですが、銀杏を1日50個というのは、現実的に考えるとあまりないですよね。

 

そのため、大人の銀杏中毒の心配はほとんどないと言えるでしょう。

では、子どもの場合はどうでしょうか。

 

銀杏の食べ過ぎによる中毒は子どものほうがなりやすく危険だという話をしてきましたが、一般的に子どもは1日7粒以上は危険とされています。

 

大人の50粒は無意識に食べることはないにしろ、7粒くらいなら「気づいたら食べてた!」ということもあり得る量ですよね。

 

銀杏は多少なりとも苦味があるので、子どもで好んで食べる子はあまりいません。

だからといって、絶対に食べないというわけではないのです。

 

銀杏を食べてみたら美味しかったという子もいるでしょう。

そして、7粒以上は危険とされていますが、子どもによっては1粒や2粒でも中毒症状を引き起こすこともあるのです。

 

お店で茶碗蒸しを食べた子が中毒症状…ということも、考えられなくはありません。

そう考えると、子どもに銀杏を食べさせるのは怖いですね。

 

私も小学生から幼稚園までの子どもが3人いますが、未だに銀杏を食べさせたことはありません。

 

過剰に心配しすぎと言われればそれまでですが、何かあってからでは遅いので、銀杏を食べさせるのはためらってしまいます。

 

まとめ

銀杏中毒は、ビタミンB6の働きが阻害されるために起こるものです。

子どもであっても、たとえ10粒食べても中毒症状にならない子もいるでしょう。

 

その一方でたった1粒で危険な状態になってしまう子もいます

銀杏による中毒になりやすいのは、やはり日頃の食生活が偏っている人です。

 

野菜不足による健康被害が懸念されていますが、ビタミンB6の摂取量がもともと少ない人なら、当然わずかなメチルピリドキシンであってもビタミンB6が欠乏状態になってしまうのです。

 

もちろん体質などもあるでしょうから、食生活の偏りがすべてとは言いません。

とはいえ、食生活が偏っている人が中毒症状を引き起こしやすいことは事実なのです。

 

栄養バランスが乱れている、偏っているなと自覚している人は、銀杏を食べることは控えたほうがいいかもしれませんね。

 

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